従来の院長ブログは更新しにくくなったため、こちらで綴っていくことになりました。更新不定期
コンサート出演
初夏に旧知の後輩から連絡があった。
学生時代にお世話になったプロ指揮者の鈴木織衛先生 その還暦記念コンサートをやるのでコントラファゴット奏者として出場してみないかという
コンサートもコントラファゴットも10数年やっていない
悩んだ末に、これに出なければこの後一生やらないかもしれないと思い出場を決意
場所はなんと、文京区のトッパンホール 曲は「運命」
家では普通のファゴットで久しぶりの特訓 2度ほど東京に足を運びコントラファゴットに触れる
管楽器専門歯科医師としてたまには自ら楽器を握り演奏者としての主観を持つにはいい機会である
そして当日
現役の頃はあり得ない事だが、みなブランクのあるOB連中
緊張感と高揚感がその細胞を若返らせたのか 本番のステージが一番出来のいい演奏になった
久しぶりの快感に酔いしれてきました
最近事情があり、東京に脚を運ばなければいけなかった。
その機会を利用して、面白いものに行ってきました。
渋谷の松濤美術館で書家の井上有一の書が観れるとのことで、応募したらチケットが当選しました。
壊滅的に悪筆な私ですが、興味がないわけではありません。面白いものは何でも好きな質です。
そして、娘が書道の先生に習字を教わる事になった際 書道漫画「とめはねっ!」を買ってやったのですが、その中で紹介されていた
「噫横川国民学校」
が展示されると聞き どうしても生で観たかったのです。
渋谷の街は休日の高岡イオンなど比ではない位ゴミゴミと混んでいるので、あまり行きたくはなかったのですが、それでもこの機会を逃したくなかった。
で、実際に観てきました。
「前衛書道」
裸のおっさんが箒のような筆を持って字ならぬものを書き殴っているという
そのイメージを確立してしまった張本人のようで、なんと書いてあるか読みにくいものが多かった。
そして、メインの「噫横川国民学校」 東京大空襲の際、宿直職員だった彼の見た地獄 まさに「筆舌に尽くしがたい」のだろう
私のような素人が観ても衝撃的なものでした。
知らない方は是非検索してみて下さい。
私が大学生だった1995年 住宅金融専門会社の不良債権問題が持ち上がり
たった7000億円の公的資金をめぐり、国会が紛糾した。
その時、日本は戦後1度も金融機関を債務不履行させておらず、それを救済するシステムを持っていないことに気付く。
そして1997年に三洋証券が破綻。日本に金融危機が訪れる。
失われた30年の初期の話である。
このように、勃興期にはそれを救済するシステムを全く考えずに事を運ぶ
最近、アサヒビールやアスクルがランサムウェアにやられ酷い目に会っているのは、ネット被害を受けた場合の救済システムが無いからだ。
そして、我が医院も、前回の天下り官僚的PC
今のところ不具合はないが、こんなやつの平均寿命なんて8年位ではないか?
突然起動しなくなり、その月の請求分がアタマから飛んで消えた・・・なんてことはそのうち確実に起こる事は目に見えている
そこである御仁が、この話の末に救済システムを作成してくれた。まず1つ目が、天下り官僚的PCのバックアップを1時間毎に取り続け、クローン体を作っておくもの。これで、月の頭に診た患者情報が月末にPCトラブルで消えてしまうのを防ごうというのもである
そしてもう1つ、PCが立ち上がらなくなった時、最低限のプログラムで強制的に立ち上げてやるというもの。まだその憂き目には会っていないのでその勇姿は見ていないが、それが出来れば有事の際の救済システムになる。
さて、医院のHPというものは 患者さんが見るより圧倒的に同業者のほうが多く見るらしい。
これを見ておられる同業者さんに、前述の「ある御仁」を紹介できます。仲介料としてゴディバのチョコレートくらい戴くかもしれませんが、興味があれば是非メールして下さい。

医療の業界にもDXの波が押し寄せ
国の半ば強引なマイナンバーでの資格確認導入により
受付には大きなPCが占領しているスペースが有る
特にこの右のもの じつはコイツがかなりのクセモノで、これが機嫌を損ねると大変
医院や病院というのは、月に一度 社会保険と国民保険に診療報酬を請求している(患者さんが払ってるのは3割~1割のみ)
その請求が出来なくなってしまうのだ
しかも壊れてしまおうものならタイヘンどころか最悪で、報酬を請求する電子証明書から再発行する羽目になり、それに数ヶ月を費やすこともあるらしい
・・・数ヶ月分の報酬が入らないなんてどうやって生きていくのか
なんだろう、いつの間にかここに居座るこのPCが、この医院を支配していないか?
この天下り官僚みたいなPCみる度にみょうにハラがたつ・・・