家庭を持ったからこそ私(院長)には気付けたことがあります。それは子育て家庭の大変さです。「何言ってんだ遅いなあ、当たり前だろう」と笑われるかもしれませんね。
最近は多くの家庭が核家族です。全国的に富山県は同居率が高いと聞きましたが、おじいちゃん、おばあちゃんと暮らしていても、現代のおじいちゃんおばあちゃんはお若いですよね、みなさん働きに出ているケースが多い気がします。
同居にせよ核家族にせよ、小さな子どものいる家庭の特にお母さんは大変です。そしてそんな大変さが噛みしめ、歯ぎしり、くいしばり等となって身体に表れるのでしょうか。産前産後に「口が開かなくなった」「歯?あご?分からないけど顔の下半分がとてつもなく痛い」という主訴で駆け込んで来られるお母さんが結構いらっしゃいます。中には歯ぎしりやくいしばりが原因で歯の神経にまで影響を及ぼし、虫歯ではないのに神経を抜いた、そんなケースもあります。家族のために頑張っているのに痛みにも襲われるなんて、これを最悪の状況といわずして何でしょう!
そんなとき「早く病院に行きたいけど赤ちゃんを見てくれる人がいないから・・・」と、痛みを我慢したり二の足を踏んだりする方は多いのではないでしょうか。顎や歯の痛みも早期発見・治療が基本です。先延ばしにしていると治るものも治らず、こじらせる事があります。何よりお父さんもお母さんも身体が資本。家族のために毎日元気でいるために、少しでも早く受診して欲しいと思います。
当院のパパママサポートは、そんな子育て家庭のために始まりました。現在、子育て経験豊富なベテランママさんスタッフをはじめ、独学で保育士資格を取得したスタッフもいます。子どもは世の中の宝、未来そのものです。子育て中の方が足を運びやすい医院にする、それも我々にできる医療のひとつの形だと思っています。
診察室の隣はプレイルームです。小さな窓からは治療中のお父さんお母さんが見え、子どもたちは安心です。譲り受けたものばかりですが、おもちゃも沢山ありますよ。