がんリスク検査「サリバチェッカー」~唾液で判るがんリスク~

サリバチェッカーイメージ

 

最大の魅力は、気軽であること

 「うちは癌家系だから、きっと自分もリスクがある」と認識されている方にぜひお薦めしたい検査があります。サリバチェッカーというものです。節目の人間ドックも安心や確認材料のひとつですが、検査予約日まで何日も待ったり、検査で終日犠牲にしたり、苦痛を味わったりすることがハードルを高くしています。
 サリバチェッカーは数滴の唾液を採取するだけ。現在、肺がん、膵がん、胃がん、大腸がん、乳がん、口腔がんの6か所のがんリスクが調べられます。(かつては5か所でした)唾液の扱いなら歯科の得意分野です。歯科医院でできるがんリスク検査。この気軽さがサリバチェッカーの最大の魅力です。

 

院長サリバチェッカー体験記

 数年前、私(院長)は「サリバチェッカー」導入セミナーを受けました。学んだことは即座に臨床で実践しないと気が済まない性質なのですが、これに関しては随分二の足を踏んでしまいました。
 私(院長)も50過ぎのいい年齢です。そして祖父2人は癌(胃がんと皮膚がん)で亡くなっています。ですから、まず自分で試すのが一番良いのは、重々承知しています。それなのに実践が遅れた理由は、検査前の食事制限が面倒だったことがひとつ。もうひとつは、「真実を知るのが怖いから」という気持ちがあったため。「もしこの検査で〇〇癌リスクが高いと判明したらどうしよう」そんな気持ちが心のどこかにあったのは確かです。しかし真実を知り、リスクが高ければ専門病院を早期受診する。そのためのツールであります。
 とにかく実践しようと思いつつ時間は経ち、前代未聞の危機、コロナ禍に突入してしまいました。そして2年半、サリバチェッカーのことを時々思い出しながら、実践しないまま記憶がぼやけ…。「もう一度講習を受け直したい」と再発起。コロナ禍に急発展したWEBセミナーを受講し復習しました。(WEBセミナーとは一方通行で味気なくはありますが、とても便利なものですね。)
復習後、今回こそ即座に実践。食事制限に入りました。

 

検査2日前

・下記食品の過剰摂取を控え、1日あたりの摂取量を守る。
 納豆50gまで/豆腐150gまで/豆類50gまで/ナッツ類50gまで/シジミ約20個まで
 ※醤油味噌など調味料は通常通り摂取OK
 ※コーヒーや小豆は摂取可能
 ※シジミ以外の貝類は摂取可能
・豆類、ナッツ類、シジミを原料としたサプリメントや健康食品も摂取しない。

 

要するに、豆と貝をやめておけばより正しい検査が可能なのでしょう。「少量ならOK」ということですが、念のため納豆も、しじみの味噌汁もやめておくことに。…のつもりだったのですが、習慣とは恐ろしや。うっかり納豆を食べてしまい一日延期。正しくは、別によかったのかもしれませんが、念には念を入れました。

 

検査1日前

9時以降は水以外摂らない。

 

検査当日

検査まで朝食を摂らない。=朝習慣にしているコーヒーが飲めない。仕事前に唾液採取するつもりが、バタバタと時が経ち午前10時過ぎまで検査できず。お腹が空き、少々辛く、生活リズムが狂う。検査キットで唾液採取。以上で検査終了。検体を冷凍させてから宅急便で送り結果を待つ。

 

結果はこちら。公開します。

2022年12月

院長の2022年がんリスク結果はこちら
すべてA判定(低リスク)。少し安心しました。しかし歯周病リスクがあるというのが歯科医師として恥ずかしいところです。検体が唾液なので歯周病リスクは簡単に判るのでしょう。ご親切に教えてくださいました・・・とほほ。お勧めなら、まず自分で実践しなくては、ですよね。

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